2011年10月号

ここでは、芦屋を中心として、芦屋市民の生活圏ともいえる神戸
や西宮などを含めた阪神間の地域情報を盛り込んでいます。
    
更新日 あ し や 瓦 版
2011/10/28 芦屋・浜風小学校で食育イベント
2011/10/23 芦屋市の「はまなす点訳グループ」が賀川豊彦の功績を紹介
2011/10/16 出身国異なる男女が共演 芦屋でラテンコンサート
2011/10/15 JR芦屋駅にドッグケアステーション 来月11日オープン
2011/10/11 芦屋で飛行機模型展開催
2011/10/09 芦屋で生涯学習の「芦屋学研究会」設立 市民に参加を呼びかけ
2011/10/08 芦屋市が芦屋川周辺の特別景観地区拡大へ
2011/10/06 潮芦屋うみべフェスタ 自然の大切さ学んで 参加者募集
2011/10/03 芦屋の眞竹さんらがピンクリボンデザイン大賞ポスター最優秀賞獲得
2011/10/01 阪神沿線で文学散歩 阪神電鉄の駅などでマップ配布





(2011/10/28) 芦屋・浜風小学校で食育イベント

 子供たちが味覚について学ぶ授業が26日、芦屋市浜風町の市立浜風小学校で行われた。今年から全国で始まった食育イベント「味覚の一週間」(24〜30日)の一環で、3年の児童約70人が塩や砂糖を使い「しょっばい」、「甘い」などの味覚を確かめたうえ、調理実習を行った。

 「味覚の1週間」は約20年前にフランスで始まった国民的食育イベント。日本でも今年から料理関係者が呼びかけて本格的に始まり、兵庫、東京、神奈川、京都など8都道府県で企業やレストランが協力し、味覚を学ぶ授業を行っている。

 浜風小では、ノボテル甲子園(西宮市甲子園高潮町)の四元一誠洋食部料理長(52歳)が講師を担当。子供たちはまず机に並べられた塩、砂糖、酢などを少しずつなめて、「しょっぱい」「甘い」「すっぱい」などの味覚を確認した。調理実習ではいり卵などが入った「カラフルおすし」作りに取り組み、四元料理長から「おすしには砂糖、塩、酢のすべての要素が入っている。これからは味覚を意識しながら食べてほしい」と指導を受けていた。

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(2011/10/23) 芦屋市の「はまなす点訳グループ」が賀川豊彦の功績を紹介

 芦屋市で活動する点訳グループ「はまなす点訳グループ」(谷脇清助代表)が、神戸市出身の社会運動家でノーベル平和賞と文学賞の候補にもなった、賀川豊彦(1888〜1960)の著書「死線を越えて」の上中下巻の点訳に取り粗んでいる。「貧困や格差という現代にも通じる間題に取り組んだ賀川の功績を目の不自由な人にも伝えたい」と、企画から約2年の今年7月に上巻が完成。貿川記念館(神戸市中央区)に寄贈され、今月から視覚障害者に貸し出されている。

 同グループは1992年、「夫の遺品の点訳板で点訳したい」という女性の呼びかけに賛同したメンバーで活動を開始した。最初は、知識も経験もなく見よう見まねで点訳していたが、15年ほど前からパソコンソフトを活用。現在は定年退職した男性や主婦ら約10人が毎月、コープこうべの情報誌を点訳している。

 社会運動や農民運動など幅広く活躍した賀川は1909年(大正明治42年)12月、神戸のスラム街に住み、貧民救済を始めたことでも知られる。1920年(大正9年)に出版した「死線を越えて」はこうした体験を綴った自伝的小説で、当時のベストセラーとなった。

 同グループは賀川が神戸で活動を始めてから100年に当たる2009年、代表作の点訳本を企画した。点字は6点の穴の組み合わせで50音を表現する。専用ソフトを使って、460ページある原作を分担して点訳。芦屋市の富久ちづ子さん(62歳)は「最近では使わない表現も多く、読みやすいように文節を区切ることに気をつけた」と話している。

 メンバーは毎月2回の集まりに点訳したデータを持ち寄り、互いにチェックした。細心の注意を払っていたが、点訳ミスも多かったという。代表の谷脇さんは「点訳より点検のほうが苦労した」と振り返る。校正を重ね、ようやく製本にこぎつけた。完成した上巻はA4判用紙996枚でフアイル6冊にも及んだ。3巻すべての点訳完成は2013年ころを目標としているという。

 「完成した作品を手にするとまたやろうという気持ちになった」と話すのは同市の福井香代子さん(67歳)。間もなく中巻の点訳作業に取りかかる予定で、メンバー全員が「時間がかかっても最後まで完成させたい」と意気込んでいる。

 点訳について知識も経験もない人たちがパソコンソフトを利用したとはいえ、僅か2年でA4版で1000ページ近い点訳を行うのは大変な作業で、それを成し遂げたのは偉業と言うほかない。

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(2011/10/16) 出身国異なる男女が共演 芦屋でラテンコンサート

 アルゼンチン出身の男性と日本人女性がラテンの名曲を披露するコンサートが29日午後6時半から、芦屋市船戸町、セイドーサロンで開かれる。2人は「アルゼンチンタンゴはメロディーもリズムも楽しく、ストーリー性があり、元気にも懐かしくもなってもらえる」とPRしている。

 西宮市在住のカルロス・オルテガさん(56歳)と、大阪府高槻市出身の赤穂美紀さん(35歳)。カルロスさんは11年前から日本に住んでおり、ラテンのギタリストとして活躍している。赤穂さんはラテンアメリカ音楽協会コンクール全国大会で優勝した歌手で、サルサダンスの講師も務めている。

 知人を通じて8年前に出会い、共演するようになったといい、「2人合わせて100になる感じ。息がぴったりだと思った」。2年前にはCD「ラテンアメリカ歌の旅」をリリースした。

 今回は、日本でも有名な曲を中心に「エル・チョクロ」などアルゼンチンタンゴと、「ベサメ・ムーチョ」など中南米の曲を披露する。

 入場料は2500円、ペアチケット4800円。詳しい問い合わせは同サロン(TEL 0797ー22ー9452)まで。

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(2011/10/15) JR芦屋駅にドッグケアステーション 来月11日オープン

 JR西日本はこのほど、芦屋駅南口近くに、犬のトリミングや診療を行う直営施設「ドッグケアステーション フルル」を11月11日にオープンすると発表した。

 施設は、サロン、ホテル、ショップ、クリニック の4つの機能を持つ。獣医が常駐し、健康診断に基づいたケアが受けられる。犬の食事管理やしつけに関するセミナーや、愛犬家の交流イベントも開催する。

 同市で犬を飼育する世帯の割合が全国、関西平均を上回る約2割と高い点に着目し、社内ベンチャー制度で事業化した。運営はペットケア専門会社「ペットファースト」に委託する。

 駅に近いため、通勤などで駅を利用する際に犬を預け、帰宅時に引き取ることも可能という。担当者は「安心で最適なケアを提供し、愛犬との暮らしをサポートしたい」としている。

 営業時間は平日午前8時〜午後9時、土日祝は午前10時〜午後8時。

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(2011/10/11) 芦屋で飛行機模型展開催

 神戸・阪神間の航空機模型ファンらでつくる同好会「翔バナイカイ」の作品展が9日と10日の両日、JR芦屋駅ビル6階「サロン・モンテメール」で開催された。手の込んだ飛行機やヘリコプターの模型約150点が並んだ。

 同会は1978年設立で、現在23人が所属。年期の入った腕前の持ち主ぞろいで、静岡県で毎年開かれる全国展にも出品している。

 毎年、お互いの創作を披露する場として作品展を開いており、33回目の今回は「艦上・艦載機」をテーマにした。

 第2次世界大戦で活躍したゼロ戦や、1950〜60年代の米軍用機スカイレーダーなどが、72分の1〜48分の1スケールで並ぶ。操縦席を自作したり、内部構造が分かるように胴体の一部を切り離して見せたりと、忠実な再現に徹したこだわりが光る。

 「完成したときの達成感がたまらない。子どもにも、模型づくりの楽しさを知ってほしい」と、同会の勝川健一会長(62歳、神戸市東灘区在住)。

(dr) 


(2011/10/09) 芦屋で生涯学習の「芦屋学研究会」設立 市民に参加を呼びかけ

 豊かな自然に恵まれ、高級住宅地として全国に知られる芦屋について、これまで研究対象とならなかったあらゆる分野の研究を深めようと、芦屋ゆかりの人たちが8日、「芦屋学研究会」を立ち上げた。市民らに広く参加を呼びかけ、シニア層の知的探求心を満たす生涯学習の揚となることをめざしている。

 中心となっているのは、芦屋大学臨床教育学部の楠本利夫客員教授(69歳)。芦屋をめぐっては近代の「芦屋モダニズム」研究が盛んな一方、防災や考古学、経済、まちづくりなどが研究されていないことに着目。「市民が自分の街をよく知り、愛するための研究の場を」と構想した。

 研究者だけでなく、建築家や経済人、宮司らに呼びかけたところ、15人が賛同。8日、芦屋市六麓荘町の芦屋大学で賛同者による発起人会を開き、研究会を設立することになったもの。

 研究会では、毎月芦屋に関するニュースをメール配信。隔月で例会を開き、現地調査やディスカッションを行う。こうした成果を論文にまとめ、年1回、研究紀要を発行することを予定している。

 年1回のパーティーや市内の名所を歩く現地調査を企画するなど、楽しみながら学べるよう工夫するといい、年会費は3干円となる見込み。50〜100人規模の研究会をめざしており、市民の積極的な参加を求めている。詳しい問い合わせは楠本客員教授(TEL 090−3827−8420)まで。

(qz)


(2011/10/08) 芦屋市が芦屋川周辺の特別景観地区拡大へ

 芦屋市を流れる芦屋川周辺の景色を保つため指定された「特別景観地区」について、市はJR神戸線の北側の地区に範囲を拡大する方針を決めた。来年3月の市議会に条例改正案を提出し、来春からの施行をめざす。

 市によると、芦屋川沿いでは生け垣や石積みなどの「屋敷街」の景観が残っているが、相続や売却によって失われる恐れが出ているという。大きな屋敷の敷地の分割などに歯止めをかけ、六甲山から海に広がる眺望を守ろうと、特別景観地区の指定を決めた。

 市は昨年11月に、JR線の南側(南北約1.6キロ、東西約150メートル、広さ約22.5ヘクタール)を指定。今回は新たに、JR線北側の芦屋川の両岸(南北約1・6キロ、東西約200メートル、広さ約20ヘクタール)を指定する。

 計画では、道路と家屋の間にある擁壁に御影石などを使う、木の植栽を十分に施す、建物の外壁や屋根をけばけばしくない色にする、駐車場の車が周囲から見えないようにする、などの規制をする。建物の高さの最高限度と敷地面積の最低限度も適用される。

 市都市計画課の担当者は「芦屋川の緑豊かな景観を守り、育成したい」と話している。

(mc)


(2011/10/06) 潮芦屋うみべフェスタ 自然の大切さ学んで 参加者募集
 
 子どもたちに海に親しみ、自然の大切さを学んでもらおうと、「潮芦屋うみべフェスタ」(阪神南地域ビジョン委員会、県阪神南県民局主催)が今月30日、芦屋市総合公園潮芦屋浜ビーチ周辺で開かれることとなり、参加者を募集している。

 イベントは、刺し網漁見学(受け付け開始は午前9時半)、ファミリー魚釣り(同)、海の幸試食(同午前11時半)、磯辺の生き物調査(同午後1時半)。

 対象は小学生(4年生以上)と保護者(1組4人以内)で、40組(重複申し込み可能)。事前の申し込みが必要で先着順。小雨決行。詳しい問い合わせは、申し込みは県阪神南県民局県民協働室ビジョン課(TEL 06ー6481ー4558)まで。

(rq)


(2011/10/03) 芦屋の眞竹さんらがピンクリボンデザイン大賞ポスター最優秀賞獲得

 乳がん検診の大切さを訴える第7回ピンクリボンデザイン大賞のポスター部門で、芦屋市山芦屋町のコピーライター眞竹広嗣さん(35歳)の作品が最優秀賞を受賞した。初の応募で、全国1916点の中から選ばれた。フリーデザイナー竹内堅二さん(28歳、大阪市淀川区在住)との共同制作。眞竹さんは「この広告を街で見た女性が一人でも多く検診にいってくれたらうれしい」と話している。

 作品は、大きな吹き出しに「じゃあ ボクも 注射しないッ」と書いたシンプルな構成。呼びかけの対象である女性、特に母親世代に子どもが訴える様子を想像してもらうことで、逆に「検診に行って」というメッセージを伝えている。

 眞竹さんは、今年1月に生まれた長男の姿から着想を得た。病院での注射の際に泣く息子の姿を見て、そんな大切な子どもに言われたら「母親もドキッとするのでは」とひらめいた。
 
 大阪市の大手広告会社に勤務しており、コピーライターになって6年。商業広告以外の場で実力を試したいと公募に挑戦した。5月ごろ、知人を通じて竹内さんと知り合って案を練った。竹内さんは「子供のメッセージなので殴り書きがいいと思った。吹き出しからはみ出すくらい元気よく」と考え、鉛筆で文字を手書きし、パソコンで桃色に色づけした。「広告のグラフィックデザインという専門分野で社会に貢献できてうれしい」と竹内さん。

 受賞作品は、東京都内のJR線や地下鉄の車内ほか駅構内などに張り出される。県内からは、ポスター部門で西宮市の池田真樹さん(29歳)、神戸市垂水区の笹川聖太さん(21歳)も佳作に選ばれた。

 入賞者と作品は、主催のピンクリボンフェスティバル運営委員会の下記公式サイトで1日から公表されている。

  http://www.pinkribbonfestival.jp/

(fz)


(2011/10/01) 阪神沿線で文学散歩 阪神電鉄の駅などでマップ配布

 村上春樹や遠藤周作、谷崎潤一郎ら、阪神地域ゆかりの作家と関連がある風景や建物を紹介したマップ「阪神沿線文学散歩 物語をめぐる旅」を阪神電鉄が作成した。カラーA3判二つ折りで3万部をつくり、阪神電車の駅などで無料配布している。

 観光客を誘致しようと中国語版(1万部)と合わせて制作した。村上が少年時代に通った芦屋市立図書館打出分室、村上のデビュー小説「風の歌を聴け」に登場する芦屋市の通称「おサル公園」、遠藤が洗礼を受けた西宮市のカトリック夙川教会、神戸市東灘区の谷崎の旧家「倚松庵(い・しょう・あん)」など29カ所を紹介。最寄り駅からの行き方や写真、連絡先の電話番号なども載せた。

 制作に協力した西宮芦屋研究所員で西宮市在住の小西巧治さん(63歳)は「地元にもっと愛着を持ってもらえたらうれしい」と話している。詳しい問い合わせは阪神電鉄広報(TEL 06ー6457ー2130)へ。

ほかの主なスポットと最寄り駅
・尼崎中央商店街など(阪神尼崎駅)…谷川流のアニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆう・うつ)」に登場する商店街のモデルとされる
・石屋川公園(阪神石屋川駅)…野坂昭如の「火垂るの墓」の碑がある
・須磨離宮公園(山陽電鉄月見山駅)…山崎豊子の「華麗なる一族」のモデルになったという岡崎財閥、岡崎邸の跡地
・安治川(JR九条駅)…宮本輝の「泥の河」の舞台で、文学碑が建てられている

(xr)